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<vol.48>多摩川の釣り
ここのところ暑さが厳しいので、自転車こいで水のぬるい多摩川にはあまり魅力を感じず、足が遠退いていた感があったが、一応一通りのシーズンはチェックしておかないと川で何が起こっているのかわからないので偵察に行って来た。
本当は朝の5時頃には出発しようと思ったが、近場の釣りにはどうしても気合が入らない。
結局、ダラダラして8時頃出発。
1時間かからない程度で川には着くが、さすがにこのシーズンは暑い。
車でエアコン効かせて釣り場まで向かうことが何とブルジョアチックなことであるか、最近身にしみてそう思う。
川に着くと常連の釣り人が数名。
と、その中に見慣れない釣り人が。
しかもガイジンさんだ。
それもフライフィッシャーだ。
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ここはノルウェーのブエルクライム川が、はたまたアメリカモンタナ州のイエローストーンかと錯覚を覚えるが、そんな錯覚も多摩川のなんともいえない水の香りを嗅ぐと一瞬にして現実の世界に引き戻される。
川を観察し魚の付き具合をチェックするが、今日はどうやらヘラブナが中心に群れている。中にコイとボラも少し混じる。
ルースニングで16番クラスの小型のエッグフライを流す。
ヘラブナがヒットかと思いきや良型のコイ。
下流に一気に下流に走られ最後にジャンプ一発。そこで針を伸ばされジ・エンド。
フライが大きいと食わないし、小さくすると強度が落ちるし、なかなか難しい。
その後も繰り返し流すと、またまたヒット!
上がってきたのはヘラブナ。
お世辞にも綺麗とはいいがたいがサイズとしては尺を超えているのでまんざらでもない。
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いいぞ、いいぞとまた流すと、こりゃまたヘラブナ。
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よく鮒なんか臭くて食えないといわれるが、一般的にはこういう鮒を指してそういうのだろう。
しかし、鮒だって水がよければ食べても旨いものだ。
子供の頃は釣ってきた鮒を当たり前のように食べていた。
塩焼き、煮付けとどれも美味しかった。
ここの鮒はあれとは別物だ。
今日のヘラブナポイント。東急東横線の線路下。
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昼からは場所を変えて対岸の東京側。丸子橋上手。
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ここは手前にテトラポットが入っており、流芯もその際を通っているせいか魚も付きやすい。
対岸と異なり、ここは殆どがボラの群れ。
フライには見向きもしない。
テトラについた藻を一生懸命食んでいる。
ならばとフライを流すのをやめてテトラの上に置いたままにしてボラがそこにやってくるのを待つことに。
作戦成功!何とヒットした。
40センチクラスのギンピカボラ。
鯉、鮒にはない輝き。
しかし、足場が悪い。
魚をすくう網もないし、マスのように尾の付け根を握ってもヌルヌルして持てない。
そうこうしているうちに痛んでいたのか糸が切れてしまった。
未だにボラの写真がアップ出来ない始末。
それからもしつこくやったが、さっきのがまぐれだったのか全然ダメ。
ボラちゃんはいったい何が好物なのでしょう?

しかし、こうも暑いと、次回はもっと涼しい所に行きたくなる。
やっぱり涼しい渓流がいい。
釣り友の情報によると群馬県に魅力的な湖があるんだとか。
今度はそこに行ってみるべし。
by 1040turikiti | 2009-08-23 19:52 | fly fishing