仕事の都合で長崎へ。
長崎は福山、いや坂本竜馬一色。
同じ九州・福岡の出身でありながら、恥ずかしくも長崎のことは良く知らない。
まずは出島に行ってみることに。
鎖国時代にあった日本が唯一、海外と貿易を行った出島。あまりに有名。
しかし、出島といえば扇形をして海に出っ張った島を連想するのだが、現在は周囲は埋め立てられており昔、海だったところに市電が走っているという、時の流れをしみじみと痛感させられる所だった。
長崎の市電一日乗り放題券500円を購入し観光スポットを周遊することに。
まずは、大浦天主堂。
グラバー園。
グラバーというのはトーマス・ブレーク・クラバーさんの名前からきているもので、1859年に下田、函館の開港(1854年)に続いて横浜とともに開港になった際に長崎にやって来た外国商人なんだとか。
さらに驚きの発見であったのが、グラバーさんはキリンビールの前身会社、ジャパン・ブルワリ・カンパニーの創始者であったということ。
麒麟ラベルのモチーフになっているのは、グラバーさんの趣味で建築当初から同じ場所にあったという温室にある狛犬で、ヒゲはグラバーさんのヒゲがモデルなんだそうな。
それとこんな写真も見つけた!
どうやらグラバーさんは釣りが好きだったらしい。
しかし、気になったのが魚がどう見てもサケ科の魚。九州でサーモンの釣りは現実的ではない。
いったいどこで釣りをしたんでしょうね?
ちなみに息子の倉場富三郎(グラバー⇒倉場)は魚類専攻の学者であったとか。
お父さんの釣り吉ぶりに子供が影響を受けたんだと勝手に解釈
お昼時でお腹がすいてきたので四海桜という中華料理のお店へ。
なんとここは長崎ちゃんぽん発祥のお店なんだとか。
初代店主の陳平順というおっちゃんが長崎に来ていた中国人留学生のためにうまくてボリュームがあり栄養価が高く安価なメニューをと考案したのがちゃんぽんの起源らしい。
リンガーハットの長崎チャンポンで育った自分としては甘めの味付けだった。
チャンポンの歴史を学んだ一杯だった。
オランダ坂。狭くて急な斜面。意外に交通量が多い。しかも、みんななかなか好スピード。
長崎で忘れてはならないスポットはここ。
平和記念像。
爆心地。
その後、原爆資料館、浦上天主堂へ。
路面電車があちらこちらに張り巡らされ人通りが賑やかで活気のある町であった。